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【映画レビュー】すべてにYES? 答えはNo! 〜イエスマン“YES”は人生のパスワード

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この画像を見たことがある方も多いのではないでしょうか…

 

今回ご紹介するのが、「イエスマン “YES”は人生のパスワード」という映画です!

 

主演が「マスク」のJim Carreyということもあり、なんとなくはっちゃけた映画でありそうな予感がすると思います。

 

結論から言うと、かなり勢いがあり、元気がでる映画です!

 

物語は銀行員の主人公、カートという男性です。

 

彼はもともと融資担当として、Declined(却下)かApproved(承認)かを判断する仕事を行なっていました。

 

しかし、すべてに対して却下の判断を出し、友人からの誘いにも“No”と答える人生でした。

 

しかし、ひょんなことからある集会に参加し、何にでも“YES”と答える誓約をします。

 

それからというもの、習い事やライブ、友人からの深夜の誘いなど、あらゆることに“YES”と返していくことで、人生が好転していくという物語です。

 

それでもYESと言えないとき

“YES”を言い続けることで人生の絶頂期を迎えていたカールでしたが、彼は物語の終盤で

2つの“No”

を言います。

 

それは、カールの元妻であるステファニーとの復縁と、新しい恋人アリソンとの同棲です。

 

それまでは何に対してもひとつ返事で“YES”と答えてきたカールでしたが、この2つに対してそうはいきませんでした。

 

“YES” MANの本当の意味

カールのように、人にはどうしても“YES”と言えないことがたくさんあると思います。

 

しかし、この映画が伝えていることは、

 

本当に嫌なことには“No”と言っていい

 

ということなのです。

 

確かに、カールは“YES”と言い続けることで昇進し、ホームレスと交流し、新しい彼女もでき、人生を充実させていきました。

 

しかし、カールが序盤で参加した集会において“YESの誓い”を求められたのは、

 

いざという大事なときに、“YES”と答えられるフットワークの軽さ

 

を身につけさせるためだったのです。

 

したがって、この映画の正しいメッセージとしては、

 

自分が“No”と思うことに対しても“YES”を選択し続けることで人生は好転するけれど、本当に嫌なことには“No”と言っても良い

 

ということになると思います。

 

しかしながら、劇中では“YES”を選択し続けることの恩恵の方が多く描かれているので、基本的にはそちらを推しているのだと思います。

 

Jumper=飛ぶ人

映画では、自殺しようとする男性を引き止める場面で、Third Eye Blind の“Jumper”という曲が使われました。

 

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I wish you would step back From that ledge my friend

そこから戻っておいで 友よ
You could cut ties with all the lies That you've been living in 
周りのウソとは縁を切ればいいと思う
And if you do not want to see me again 
二度と僕の顔を見たくないのなら
I would understand, I would understand 
それでもいい。僕は わかってあげる


The angry boy a bit too insane 
怒れる少年は
Icing over a secret pain 
痛みに耐えていた
You know you don't belong
居場所が見つからず


Well everyone I know has got a reason 
誰もが いろんな思いを抱えているんだ
To say

you could put the past away 
過去を忘れて


I wish you would step back From that ledge my friend 
そこから戻っておいで 友よ
You could cut ties with all the lies That you've been living in 
周りのウソとは縁を切ればいいと思う
And if you never want to see me again 
二度と僕の顔を見たくないのなら
I would understand, I would understand, I would understand
それでもいい 僕はわかってあげる 僕はわかってあげる

 

※歌詞は劇中に沿って一部変更しています

※和訳は映画の字幕を参照しています

 

カールだけでなく自殺を試みる男性と観客の合唱となった、劇中で最も感動的な場面だと思います。

 

この場面は個人的に、

“YES MAN”になることや嫌なことに“No”ということを含めて、自分の本心に従っていいんだよ

 

という意味に感じました。

 

男性が自殺するという意味と、自殺をやめて新しい自分に変わるという2つの意味において

 

自分に正直なJumper(飛び込む人)になってほしいという、この映画最大のメッセージではないでしょうか。

 

まとめ

この映画は、日々“No”を言い続ける人に対して

 

“YESマン”であることを勧めながらも、最終的には本心に従うJumperになってほしいという、

 

非常にコミカルで温かい映画でした。

 

私も常にJumperでありたいですね!

 

コメントやアドバイス、意見などがあれば

なんでも教えてください!

 

執筆時間:83分 2018年6月7日鑑賞、8日執筆